2023年2月27日(週ㄧ)鰻苗捕撈概況
Monday, February 27, 2023
2023年2月27日鰻苗捕撈概況
2023年2月25-26日鰻苗捕撈概況
2023年2月25-26日(週六、日)鰻苗捕撈概況
2023年2月24日鰻苗捕撈概況
2023年2月24日(週五)鰻苗捕撈概況
2023年2月22日鰻苗捕撈概況
2023年2月21日鰻苗捕撈概況
2023年2月21日(週二)鰻苗捕撈概況
2023年2月19、20日鰻苗捕撈概況
Sunday, February 19, 2023
日本水產公司已成功日本鰻完全養殖
日本鹿兒島水產公司宣布日本鰻完全養殖已成功
以經營鰻魚養殖及其加工業的日本山田水產股份有限公司(位於鹿兒島志布志市,社長為山田信太郎)最近宣布透過該公司自己的努力,其日本鰻完全養殖項目,已經成功將人工孵化的鰻苗養成養殖鰻魚所需玻璃鰻苗的成鰻。此一成果是日本國內由養鰻業者第一個事例,該公司鰻魚養殖產業經理加藤尚武表示:「此一成果為實現全日本都在進行中的玻璃鰻苗的量產邁出了一大步。」
此次該公司是以2021年6月以後所孵化的數十尾鰻魚稚魚經養殖後,於2022年3月確認變態為玻璃鰻苗,順利的話1年後,即2023年中即可養成一尾200-250公克的成魚。加藤經理進一步表示:「這些人工孵化鰻魚養到親魚,再經人工授精再生產出養鰻所需之種苗,以實現完全養殖的目標,應該是2024年以後的事。」
用人工孵化的日本鰻稚魚生產養鰻所需之玻璃鰻苗,是歷時10年實現鰻魚完全養殖前要解決的最困難,耗時最長的課題。山田水產利用廣為公開的完全養殖相關研究之成果,從2020年4月起開始啟動公司自己的日本鰻完全養殖項目,並於同年11月經人工授精產卵且成功孵化。加藤經理表示:「日本鰻魚完全養殖的試驗研究由政府與民間研究單位並駕齊驅進行,就本公司而言,將鰻魚完全養殖當作企業的挑戰,期望離玻璃鰻苗量產的目標愈來愈近!」
根據日本水產廳已發表之「日本鰻種苗商業化量產實證計畫」的中間報告指出,生產一尾日本鰻養殖種苗(玻璃鰻)的成本約3,026日圓(2020年),僅約為2016年2萬7,750日圓之一成而已,然而2012-2021年漁期之野生種苗一尾約180-600日圓,即2020年一尾鰻苗之生產成本與野生鰻苗生產成本仍然有5-17倍的差距,顯然量產化成本必須進一步削減才可商業化。
2023年鰻苗漁況不佳
鰻苗漁況出奇的不好
鰻魚養殖所不可或缺的日本鰻苗(玻璃鰻)2023年漁期從2022年12月開始,日本各地進入漁汛期。事實上11月的上半月,台灣已率先進入漁期,其漁況不錯而被日本各地寄予厚望,但12月日本解禁進入漁期後,各地只有數尾之漁獲,即今年日本玻璃鰻在慘淡漁況下開始。台灣東北部漁期則以宜蘭縣為中心,11月分前半個月漁況佳,有1.5公噸上下的採捕量,算是近年來不錯的採捕量,但一進入下半月,鰻苗芳蹤難尋,而大陸又因新冠病毒流行而陷入混亂狀態,玻璃鰻透過哪種管道進口到日本成為一個難解之課題,因此養鰻業者只能盼望日本國內進入漁期後好漁況之佳音。
但事與願違,漁汛期一開始可謂幾乎沒有漁獲之狀態,而日本的港邊收購價格受到台灣漁汛初期漁況佳,買盤價格每公斤100萬日圓左右之交易價格,據說開始要往上調整了。與玻璃鰻採捕期有很深連結的舊曆1月已悄悄到來,但鰻苗漁況出奇的不好,日本養鰻界不安之情緒與日俱增。
2023年2月18日鰻苗捕撈概況
2023年2月18日(週六)鰻苗捕撈概況
2023年2月17日鰻苗捕撈概況
2023年2月17日(週五)鰻苗捕撈概況
2023年2月16日鰻苗捕撈概況
2023年2月16日(週四)鰻苗捕撈概況
2023年2月14日鰻苗捕撈概況
2023年2月14日(週二)鰻苗捕撈概況
2023年2月13日鰻苗捕撈概況
2023年2月13日(週一)鰻苗捕撈概況
Monday, February 13, 2023
2023年2月12日鰻苗捕撈概況
2023年2月11日鰻苗捕撈概況
2023年2月10日鰻苗捕撈概況
2023年2月9日鰻苗捕撈概況
2023年2月8日鰻苗捕撈概況
2023年2月7日鰻苗捕撈概況
2023年2月6日鰻苗捕撈概況
Sunday, February 05, 2023
夢の完全養殖へ前進! ウナギの「赤ちゃん」のえさ解明へ
絶滅危惧種に指定されているニホンウナギ。ふ化したばかりのいわば「赤ちゃんの」時期のえさが分からず、シラスウナギの大きさに育ったものを捕まえなくては、養殖が困難なのが現状です。夏バテでウナギが恋しくなる時期を前に、この壁を打ち破って完全養殖の実用化につなげようと、鹿児島大学の研究グループが取り組んだ最新の研究を紹介します。
鹿児島局 記者 堀川雄太郎
映像取材 桑原健史
えさは動物プランクトンのふん!?
日本からおよそ2000キロ離れたマリアナ諸島の周辺海域で生まれるとされるニホンウナギ。ふ化直後の採取が難しく、いわゆるウナギの赤ちゃんが何を食べているのか、これまで研究は困難でした。そこで鹿児島大学水産学部の久米元 准教授らの研究グループが着目したのは、鹿児島湾にすむギンアナゴやウツボ、ハモなどウナギ目の魚です。
7年前から、これらのウナギの仲間たちの「レプトセファルス」と呼ばれる大きさ数十ミリほどの、ふ化したばかりの状態の個体を鹿児島湾で採取し、その消化管のDNAを解析して、何をえさにしているか探ってきました。
その結果、「カイアシ類」と呼ばれる動物プランクトンや、「オキアミ」の仲間の遺伝子が多く検出されました。さらに顕微鏡を使って「カイアシ類」のふんと、消化管の中身を見比べたところ形が一致していることも判明。
ウナギ目の魚がふ化したばかりの時期に「カイアシ類」のふんを主なえさとしている可能性を突き止めました。
鹿児島大学 久米元 准教授
「今ニホンウナギの資源量が減っていて、廉価な完全養殖が望まれていますが、その初期の餌料の開発につながればと思っています」
なぜ期待? ウナギの“完全養殖”
日本人にとってごちそうの代表格とも言えるウナギ。その完全養殖に大きな期待が寄せられている背景には、養殖で育てるニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の漁獲量の減少があります。
シラスウナギは、日本からおよそ2000キロ離れたマリアナ諸島の周辺海域でふ化したあと、黒潮などの海流に乗って日本や韓国、台湾などの沿岸に回遊します。国内では昭和30年代には年間200トン以上の漁獲量がありましたが、昭和50年代後半から50トンを下回り続けていて、3年前には3トン余りにまで落ち込みました。
県内でも平成21年度以降の漁獲量は1トンを下回り、平成30年度には、136キロと記録的な不漁となりました。
去年も12月1日にシラスウナギ漁が解禁されましたが、3月25日までの90日間の漁獲量はおよそ440キロで、前の年度よりも60キロほど少なくなりました。
志布志湾に面した大崎町の海岸では、シラスウナギ漁が盛んに行われています。県の許可を得て大崎町で40年以上、シラスウナギ漁を続けている湯尻岩男さんは、その急速な減少に危機感をおぼえています。
「ほとんど取らずに帰る人もいます。年々目に見えて少なくなってきています」
今回の成果を足がかりに養殖研究進むか
謎が多いニホンウナギの生態。ふ化したばかりの時期は、「マリンスノー」と呼ばれる生物の死がいやふんなどを食べているとされてきたものの、具体的に何を食べているのかが分からず、完全養殖の実用化に向けた壁となっていました。
今回の研究では鹿児島湾で採取できるウナギの仲間を研究対象としましたが、「カイアシ類」はニホンウナギが産卵するマリアナ諸島沖を含む海洋の広い範囲に生息しているため、同様のえさを食べているとみられると言います。
人工授精やえさの開発を進めている鹿児島大学水産学部の小谷知也教授の研究グループは、今回の研究結果に大きな期待を寄せています。
鹿児島大学 小谷知也教授
「養殖というのは天然の生態のトレースのようなものなので、天然でのウナギ目の赤ちゃんのえさが分かったというのは非常に重要な知見だと考えます」
さらに、ウナギの生態に詳しい九州大学大学院の望岡典隆特任教授は今回の研究について次のように話しています。
九州大学大学院 望岡典隆特任教授
「『レプトセファルス幼生』が何を食べているのかということは、これまで消化管の中に形のあるものが見つからなかったため、世界の魚類学者を悩ませてきた1つの問題だった。
今回は複数の新しいテクニックを駆使してえさを明らかにしたという点で大変画期的な成果だ。カイアシ類のふんの中にふ化したばかりのウナギ目にとって非常に重要な栄養があるからこそ選択的に食べていると思う。
ふんの中の何が成長を支えているかといったことを明らかにできると、新たな餌料の開発に大きなヒントになるだろう」
取材を終えて
シラスウナギ漁の取材では、冬の冷たい風が吹く中、波打ち際で漁をする人たちの姿を、私も水に浸かりながらカメラを回しました。
苦労があるからこそ、おいしいウナギが食べられるのだと改めて強く感じました。
ウナギの養殖が盛んな鹿児島県で、完全養殖の実用化に向けた研究の最前線を今後も取材していきたいと思います。