【ここまできたウナギの完全養殖】
(http://blog.goo.ne.jp/gokutou_gokuraku/e/89d144ec6f032294e5a1213f4c63fe4e)
日本の食文化を絶やさないためには養殖が不可欠だが、天然の稚魚を育てる普通の養殖は、
結局は天然資源の動向に左右されてしまう。抜本的な解決策は成魚から採卵して人工授精し、
また成魚に育てる完全養殖の実用化だ。ウナギの完全養殖は2010年、水産総合研究センタが
世界で初めて成功。ただ、卵から幼生のレプトセファルス、稚魚のシラスウナギ、成魚へと
育てる養殖サイクルのうち、幼生は餌が不明なため9割以上が死んでしまい、実用化には至
らなかったが、鍵を握る餌は昨年、東京大のチームが解明。太平洋で採取した幼生を調べ、
プランクトンの糞や死骸が餌だったことを突き止めた。最近の研究で、鶏卵やヤマメの精巣
も餌になることが判明し、幼生は約9割が育つまでになったという。チームを率いた塚本勝
巳日本大教授は飼育の大規模化が課題だが、完全養殖の実用化は確実に実現に近づいている
と話している。※ 政府は天然資源に頼らない完全養殖の大規模な商業化を2020年までに実現する方針を決
定、国を挙げた研究が進んでいる。
結局は天然資源の動向に左右されてしまう。抜本的な解決策は成魚から採卵して人工授精し、
また成魚に育てる完全養殖の実用化だ。ウナギの完全養殖は2010年、水産総合研究センタが
世界で初めて成功。ただ、卵から幼生のレプトセファルス、稚魚のシラスウナギ、成魚へと
育てる養殖サイクルのうち、幼生は餌が不明なため9割以上が死んでしまい、実用化には至
らなかったが、鍵を握る餌は昨年、東京大のチームが解明。太平洋で採取した幼生を調べ、
プランクトンの糞や死骸が餌だったことを突き止めた。最近の研究で、鶏卵やヤマメの精巣
も餌になることが判明し、幼生は約9割が育つまでになったという。チームを率いた塚本勝
巳日本大教授は飼育の大規模化が課題だが、完全養殖の実用化は確実に実現に近づいている
と話している。※ 政府は天然資源に頼らない完全養殖の大規模な商業化を2020年までに実現する方針を決
定、国を挙げた研究が進んでいる。
例えば「特開2010-046037 ウナギ仔魚などの浮遊生物用飼育水槽及び浮遊生物の給餌方法」
の要約をまとめると、(1)飼育水層より密度が高い液体飼料層を形成した浮遊生物用飼育
水槽(2)槽内底部に液体飼料層とより密度が高い飼育水層が形成した同水槽(3)浮遊生
物がウナギ仔魚(4)同水槽を使用する浮遊生物の給餌方法で、飼育水の密度調整用水溶性
高分子→飼育魚の健康に影響を与えない、低濃度でゲル化しないもの→デキストリン、カラ
ゲナン、ヘパリン、コンドロイチン硫酸など→水溶性高分子添加量は、塩分1%分の浸透圧
変化に相当する量、すなわち分子量6千なら百%、分子量6万なら千%、分子量60万なら
1万%までの範囲(ただしゲル化させない)。→水槽密度は1.07g/cm3以上というこ
とで整理(整頓)でき、2つの関連新規考案がこれにぶら下がることになる。
特開2011-223884 突然変異養殖魚
特開2011-168562 魚類GTHタンパク質および該タンパク質を用いる魚類の成熟誘導方法
の要約をまとめると、(1)飼育水層より密度が高い液体飼料層を形成した浮遊生物用飼育
水槽(2)槽内底部に液体飼料層とより密度が高い飼育水層が形成した同水槽(3)浮遊生
物がウナギ仔魚(4)同水槽を使用する浮遊生物の給餌方法で、飼育水の密度調整用水溶性
高分子→飼育魚の健康に影響を与えない、低濃度でゲル化しないもの→デキストリン、カラ
ゲナン、ヘパリン、コンドロイチン硫酸など→水溶性高分子添加量は、塩分1%分の浸透圧
変化に相当する量、すなわち分子量6千なら百%、分子量6万なら千%、分子量60万なら
1万%までの範囲(ただしゲル化させない)。→水槽密度は1.07g/cm3以上というこ
とで整理(整頓)でき、2つの関連新規考案がこれにぶら下がることになる。
特開2011-223884 突然変異養殖魚
特開2011-168562 魚類GTHタンパク質および該タンパク質を用いる魚類の成熟誘導方法
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